alfortface’s diary

プリキュアシリーズの話をします。

ヒープリに「生存競争」の要素はあったのか?

「ヒープリは生存競争だった。ゆえに人間もビョーゲンズもどっちもどっちである」という旨の主張を熱心にされている人がおられます。ツイッターで「ヒープリ 生存競争」あたりで単語検索すると引っかかるはずです。

 

筆者としても興味がある話題なのですが、取り扱っている単語に専門性があること、ツイッター上の短文のやり取りでは成立が難しいことなどを踏まえて、実際に関連する単語を調べながら記事にしました。

 

▼生存競争とは


個体が次の世代を残すためによりよく環境に適応しようとし、生物どうし、特に同種の個体間で競争すること。
社会生活の中でみられる食わんがための競争。「―の厳しい業界」

 

【意味】生物が生きていこうとするために、おたがいに起こす競争。

【語源・由来】「生存」は、生物が生きること。生き残ること。「競争」は、有利な状態になろうとして、ほかをおしのけてあらそうこと。

 

 

上記の内容から「優位に立ちたい者同士が互いに争い合うこと」と伺えます。競争という言葉がある時点でこの認識に大きなズレはないはず。

 

次に、作中で語られたビョーゲンズ事情をおさらいします。

 

  • ヒーリングアニマルが住む秘密の世界(ヒーリングガーデン)が突然ビョーゲンズに襲われた

前触れもなくいきなり襲われてます。

 

  • 激しい戦いの末、双方のトップが相打ちになってかなりのダメージを受けた

第一話の時点でテラビョーゲンが普通に活動できていたので、おそらくキングビョーゲンのみダメージが大きくて撤退というところでしょうか。

 

  • 次に、地球を自分達のものにするため人間界を蝕みに来た

ヒーリングガーデンほどの戦力を持たない人間界から蝕んで勢力拡大とキングの回復を狙い、最終的にヒーリングガーデンを含めた地球全体を自分のものにするという思想ですね。戦略的だと思います。

 

  • 自分達の住み心地の良い世界にするために地球を病気にしようとしている。そうなるとビョーゲンズ以外の命は死ぬ

プリキュアシリーズの作中で本当に「死ぬ」という言葉を使うのは珍しい。地球を蝕む行為というのは、それくらいのレベルって話ですね。「住環境を得るため」じゃなくて「住み心地良くするため」というのもポイントが高い。

 


ここまでの情報をまとめると、ビョーゲンズのやってることは“侵略”に該当します。

 

▼侵略とは


自衛措置のような正当な理由もなしに、武力攻撃によって他国領土を剥奪すること。

 

 

ビョーゲンズの行為そのまんまです。

自衛の要素はなく、宣戦布告の手続きもなく、いきなり非交戦状態の領土に武力攻撃を仕掛けているので競争とも戦争とも言えません。

現実社会の国家間や組織間で発生する争いではなく、ファンタジー世界の山賊が村人を始末して村と食料を略奪するような関係性と言えます。


「なぜ地球外の侵略者に対して人間社会の話を…?」と思う方も多くいらっしゃると思いますが、それを言ってしまうと生存競争の話も消えてしまうためどうかご了承ください。


そこにプリキュアが現れる…というのが第一話のことですね。

目の前の不当に苦しめられているものを助けるために立ち上がり、大いなる力を得てプリキュアシリーズに限らずバトルヒーロー、ヒロインものの定番。

ここからはその他プリキュアシリーズ、ならびに様々な同系統の作品と同じように日常を過ごす中で唐突に敵組織の侵略行為が始まり、それにプリキュアが対抗するというスタイルで話が続いていきます。

 


そして、ここで再確認です。

侵略者がやってきて、放っておけば地球は奪われ蝕まれ、そうなれば地球上の命は死ぬ。

 

侵略行為に対して抵抗することは「生存競争」なのか?

 

という話になってきます。

 

実はこの侵略に関わる問題、現実社会においても確実に定義しきれるものではないそうです。
現実社会では国連憲章が~とかいろいろ複雑な前提があるのですが、少なくとも某国の某行為を即座に侵略行為と認める…といったことはできません。ここまでやったらアウトみたいなラインが明確ではないんです。

明確化してしまったらそれはそれで「ここまでは侵略じゃないよね?」と言って悪用する組織が出てくるのも容易に想像できます。

極力ミスなく、かつ柔軟な対応をするためにはどうしても迅速な決断ばかりとはいかないわけです。

 


すみません、話題が脱線しました。

 

いやいや、話題が逸れるのも仕方ない…と言い訳をさせてください。

女児向けアニメに登場する、話を聞く気のない地球外侵略者に対して「生存競争か否か」を問うという異色の前提で話を進めているわけですから、脱線するしない以前にこの話題はヒープリ本編の線路上にはありません。

 

 

話を戻して、生存競争なのかどうか…ということですが。

 

答えは「言葉の正しい意味とは合っていないが、そう主張する人もいる」です。

当然と言えば当然なんですが、これ以外の答えを出すのは難しい。


ひとつ例え話を挙げると、空き巣被害に遭って家を荒らされて金品を奪われた人に対して「お前の防犯意識が低いのが悪い、空き巣した人にもそうせざるを得ない事情があったのかもしれない」と言ってしまう人も存在するので。

 


しかし、ヒープリ“だけ”を生存競争として扱うのなら話は別です。

 

 

少し前に同じようなことを書きましたが、ヒープリは「強大なパワーを持つ侵略者に対して、後天的に得た超常的なパワーで対抗する」という王道のスタンスで話が進みます。

つまりヒープリの戦いを生存競争としてしまうと、その定義はヒープリに留まらなくなります。

プリキュアも、仮面ライダーも、ウルトラマンも、当然他のヒーローヒロイン達も、ほぼすべての戦いを生存競争として扱わなければ成立しません。


ヒーリングガーデン含む地球側は侵略行為がなければビョーゲンズを攻撃しないけど、ビョーゲンズ側は任意のタイミングで地球への侵略行為を繰り返す。

毎話この展開が続いているのを見ていてなお生存競争と主張するのであれば、それはおそらく生存競争という言葉本来の意味をさほど重視せずに使用していることが伺えます。

「全体ではなく部分的にここが生存競争なのだ」という可能性もあるのですが“部分的な生存競争”ってもういよいよゴチャゴチャしすぎて理解を得られなさそうなのでこれ以上は掘り下げません。

 


襲われた→抵抗した→生存競争 …というのは些か乱暴な主張だと思いますが、そういう風に見る人がいること自体は否定しません。

現に力強く主張する人がいたからこそ、言葉の意味をちゃんと調べてみようと思ってこの記事に着手したので。

 

言葉の誤用自体は誰でも経験していることだと思いますが、主張として他者に届ける意図があるならなるべく避けたいですね。

普段あまり縁のない言葉を使う際には、ちゃんと本来の意味や背景を調べて一般的な認識とのズレがないかどうかを確認してから使うように改めて気を付けたいと思いました。

 

 

以上です。

この記事を書くために、短い時間ながら言葉の正しい意味や現実社会に則した背景をいろいろ調べました。

自分一人ではこういうことを調べようとは思わなかったはずです。

思わぬ形で知識を増やす機会が得られました、やってみるものですね。

 

 

それでは。

「海外のプリキュアファン」を勝手に作り上げた人

以前の記事にて、特定ヒープリアンチの人が「海外ファンはヒープリの評価がこんなことになっているのを知らなくてかわいそう」といった発言をしていたことを記載しました。

その時の記事がこちらです。

記事中盤、箇条書き部分の4個目に書いてあります。

 

 

alfortface.hatenablog.com

 

 

書かれているとおり、当時筆者は「実際の海外ファンがこれに反論、その後の発言者は何も言ってない」としていました。

ですが、これにはちゃんと続きがありました。

 

端的に言うと「反論を受けた特定アンチの人がブチバチにキレて怒りのツイート連投」です。

発言内容よりも、その怒りの発露をしている様が尋常ではない。

その内容のほんの一部を要約すると、以下のような感じです。

 

 

  • 私の海外ファンに関するツイートをスクショ無断転載しやがった!

 

  • 捏造とか言ってきたんだけど!

 

  • 無断転載する奴より私の方が読解力あるわ!

 

 

まず1番目の発言。

確かに他者のツイートをそのままスクショする通称「魚拓」は良くないこととされています。それを通報することについても何も問題ないことでしょう。

ルール違反を通報する精神があるなら、自分が他者を不当に侮辱していることについて通報されることも理解できそうなものですが。
あとは、この人自身がインタビュー記事のスクショを貼るような人でなければ多少なり説得力があったかもしれませんね。
自分はやるけど、自分がやられたら通報宣言するというのは単純にダサい。

 

2番目の発言。

ないものをあるように、あるものをないように話すから捏造と言われるのでは…。

あと、海外の人を相手にして日本語の単語選びひとつで怒り散らすのは人としてどうなんでしょう?

 

3番目の発言。

ツイートのスクショ貼るのと読解力って関係あるの?

 

 


…とまあこんな調子で怒っててビビるわけなんですけど、同時にこの尋常じゃない怒り方はちょっと変だなとも思っていました。
普段の罵倒ツイートを指摘されるだけでここまで怒る粘着アンチの人はそうそういません(普段の罵倒ツイートとかいう言葉が出てくる時点ですごい)。
この人もきっと普段からこんなに激しく怒り続けているわけではないはずです。
何らかの主張に対して反論を受けた時にまずキレるということは「まさかそんな反論を受けるとは思わなかった」といった、予想外の裏切りと感じている可能性が高い。

 

ということで、海外ファンのことを具体的にどんなツイートをしていたのか調べが足りてなかったので改めて歴史を遡ってみました。
その一部を抜粋して記載します。原文ママではありませんが、ニュアンスはそのままです。

 

 

  • キュアグレースの戦い方を見た海外ファン「oh...japanese girl hero crazy...」

 

  • 少年が少女をレ○プして妊娠させるクレイジーなアニメを朝から流すことが外国人に伝わってしまう

 

  • 外国人ファンは監督や関係者のインタビュー記事を読んだら「Oh...crazy...」とか言いそう

 

  • 外国人から見たら急にグレースがキレ出してクレイジーだと思ってそう

 

 

いや…海外ファンの人もこれは怒るわ…。
さすがにビックリ驚天動地ですよ、いくらなんでもここまでとは思わなかったもん。

それと「クレイジー」好きですね。海外の罵倒=クレイジーという単語くらいしか出てこないのにそれだけで攻めようとするの、不足してますよ。いろんなものが。

 

こんなこと言い回ってる人間に対して、実際に海外のプリキュアファンが捏造やめろって言ったら「粘着されて捏造とか言われた!」って怒るの、本当に現実の出来事なの?
不当な扱いを受けた当人が指摘してもこのキレっぷりなので、おそらく他の誰が指摘してもキレられるか無視されるのは明白でしょう。
「海外ファンの方の言い方に問題があった」と主張するにはご自身の言葉選びと価値観がヤバすぎて説得力皆無。

 

こんな自主規制音の入りそうな主張の片棒を担がされるような扱いをされたら、誰でも反論くらいしたくなると思います。

使いやすかった愛用の武器がいきなり「こんな使い方をするな」と反抗してきたからと言って、いきなり怒り出すのはさすがに順番が違うんじゃないかと。

いや順番とかの前にまず怒るのがおかしいしただ怒られろって話なんですが。

さておき、この人が武器として振り回していた海外ファンの人には当然ながら人格があるので、まずは先に謝ってから主張するなり話を聞いてあげてほしかったですね。

 


最後に、この件と繋がる話で筆者が危惧していることがひとつ。

特定のヒープリアンチの人には「キュアグレースのダルイゼンへの悪辣な仕打ちを見たら子供は悲しむ」「今はヒープリを好きでも、将来こんな作品だった事実を知った時がかわいそう」というスタンスがあります。
そうでない人もいますが、少なくともこの海外ファンを武器にしていた人は上記のスタンスでいます。

 

ここで問題です。
このアンチの人の前にヒープリを好きな子供が現れて「私はこれが好き。ウソ言わないで」と言いました。

この海外ファンに対してキレたアンチの人は、その子供に対してどんな言葉と態度で接すると思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

という季節外れの怪談話でこの記事は終わりです。

ありがとうございました。

ダルイゼンの悲劇

はじめに

この記事はどんな人に届いてほしいのか。
記事を通して伝えたいことは何なのか。
という話をさせてください。


まず、どんな人に届いてほしいかと言うと…

 


しつこくヒープリ叩きを続けている人間= ダルイゼン擁護派だと思っている人です。

 


そうじゃないんです。その逆なんです。
かれこれ一年近く作品叩きを続けている人達にとってのダルイゼンは、庇う対象でもなければ評価に値する敵役でもありません。


パッと見で勘違いしてしまいがちなのですが、 ダルイゼンが作中で着実に積み重ねてきた言動やその成果よりも、 本編と関係のない仮定や例え話の材料としてダルイゼンを利用している人達がダルイゼンを擁護したいわけがないんですね。
ヒーリングっどプリキュアに登場していたダルイゼンというキャラクターを推している人達は、むしろ被害者寄りの立場なんです。


作中でも注目度が高く人気もあり、 主人公プリキュアと特別な因縁があり、 いろんな意味での期待を背負っていたキャラなので「扱いやすい」「注目されやすい」という強みがあるわけです。
だからこそ利用されやすい、ということですね。

 

 

思想と言動

「推しのダルイゼンが納得のいかない退場をした。 ヒープリにはガッカリした」
そういう考え方は全然アリだと思っています。
筆者も当時は「あれ!? 激アツのタイマンバトルは!?」と思い、 正直なところ肩透かしを食らいましたし、 こうなってほしかったな~ みたいな愚痴をこぼしたことも少なくありません。

この話を広げると記事の本筋とズレてしまうので横に置いておきます。


好きなキャラが思ったような結末を迎えなかった、 納得できるストーリーではなかった… といった気持ちを一切吐き出さずに生きていくのは過酷なことです 。
自分の好みと作品の是非を完全に切り離して考えるのも難しい話です。


かといって、制作スタッフの陰謀がどうとかプリキュアはダルイゼンを私情で痛めつけた罪を背負って生きていくだとかを人目に見えるように日々吐き出し続けてしまうのは間違いなく良くないことです。
そういった発言で一発アウトになるとは言いませんが、 毎日のように憶測で作品や製作者を中傷していたら容易く百発アウトくらいになるでしょう。
周囲から「 この人は自分の好き嫌いの通りに世界が動かないと納得できないんだなあ」と思われて終わりです。


ここで挙げた2例について、前者と後者を「ダルイゼン擁護派」と一括りにされがちなのがダルイゼン推しの人にとって辛いところですね。
後者が事あるごとにダルイゼンを利用して過激な発言をツイート検索に引っ掛かるように連投するため「ダルイゼンを庇いたい連中がまた騒いでいる」という勘違いをされがちなんです。
おかげで「ダルイゼン好きだし何とか生きててほしかったな~」みたいな発言をするだけでも無用なリスクが生まれてしまっていま す。

 

 

ダルイゼン推しのリスク

前述の通り、本編がどうとか言わずともダルイゼンに肩入れした時点で「作品叩きをするタイプか?」とチラリとでも思われてしまうことが一番わかりやすいリスクです。

しかもダルイゼンを利用している人が「ダルイゼンが退場したことに心を痛めている人だっていて〜」とか「ダルイゼンが死んで当然だなんて酷すぎる〜」などと言うわけです。
魔改造でコロコロ立場を変えるダルイゼンを使い回した結果「 これだからダルイゼン信者は〜」 みたいに揶揄される土壌を作り出した人達がそんなことを言っていいはずがない。

 

 

魔改造

あえて悪い言い方をすれば、 二次創作も魔改造だと言えてしまいます。
けど二次創作は前提として「使わせてもらっている」 という意識と、 作品への最低限の敬意や閲覧環境への配慮があるべきです。

そうした配慮や敬意が行き届いた創作物について、少なくとも筆者は魔改造とは呼びません。


では前述のダルイゼンを利用している人達はどうかと言うと、 敬意どころか明確に悪意と偏見を持った発言を繰り返しており、 閲覧環境についても言うまでもなし。
ダルイゼンをおもちゃにした上で、 その自家製のおもちゃを製作スタッフや作品に投げつけてストレス発散しているようなものです。


作中でダルイゼンは「自分が居心地良ければなんでも」「オレはオレだ」「オレがオレでなくなる」といった、 人間どころか同族のビョーゲンズすら省みない自分本位な態度を貫 き通していました。
地球を蝕む行為も、 必要に迫られてではなく楽しんで行っていたことが描写されています。
そういったダルイゼンが積み重ねてきた言動や独善性を無視した魔改造で 「彼はこんなに酷い目に遭った」「彼に悪意があったとは言い切れない」みたいなことを吹聴するのはあまりにも侮辱的です。
自分本位を貫き通し、 自分がなくなることを恐れていたダルイゼンにとってこの仕打ちは これ以上ないくらい彼の在り方を軽視していると言えます。

 

 

最後に

筆者が一番伝えたいのは

 


ダルイゼン推し=作品叩きをする人ではない

 


ということです。
作品叩きを繰り返している人が口にするダルイゼンと、 ダルイゼン推しの人達が語るダルイゼンは同一ではありません。
「ダルイゼンに生き残ってほしかった」という主張がそのままヒープリへの批判に繋がるわけではない、 ということを知ってもらいたいです。
ダルイゼンの扱いへの不満を込めて作品叩きする人もゼロではないでしょうが 、 すべてがイコールではないということだけでもご理解いただきたい 。

 


そしてみんなで!
毎週水曜19:30からTOKYO MXにて絶賛再放送中のヒーリングっどプリキュアを視聴しましょう!

https://s.mxtv.jp/anime/healingood_precure/


2022年最初の放送はなんと第6話! あの「ダルのど回」の第一章(諸説あります)!
新年一発目、伝説の始まり(諸説あります)を再び見届けましょう!

 


以上! それでは!

ヒーリングっどプリキュアの悪意をpixiv百科事典に書く人の話

こちらの記事ですが、ブログ公式さんから「スクリーンショットでアイコンなどを一部隠す形で公開すると、隠したのではなくイラストへの改変として扱われる可能性がある」とのことで一旦引っ込めました。

最新版に変更しつつその辺の対応もする予定ですが、今は筆者の環境が整っていないため近日中にやることにします。

 

タイトルの件についてですが、簡単に状況が確認できるリンクを用意しました。

pixiv百科事典の該当記事の編集履歴です。

 

 

▼ダルのど
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%A9

 


▼ダルイゼン
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%BC%E3%83%B3

 


▼ヒープリ
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A3%E3%81%A9%E2%99%A5%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%82%A2

 


▼ヒーリングアニマル
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AB

 


▼ビョーゲンズ
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%93%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%82%BA

 


▼花寺のどか
https://dic.pixiv.net/history/list/%E8%8A%B1%E5%AF%BA%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%8B

 

▼ラビリン
https://dic.pixiv.net/history/list/%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%B3

 

 

 

何がとは言いませんが、とても分かりやすいですね。

こういうウィキペディア型のツールが基本的に編集者の良心で成り立っているのが実感できます。

 

その作品やキャラクターへの思い入れがある人にとっては、記事内容が編集合戦に巻き込まれて汚されるのは当然避けたいことです。

でも、そうでない人はお構いなしに好き勝手に編集を繰り返せてしまう。

近所に不審者が出没したら「住人が不審者に気をつける」というのが大前提になるんですよね。原因が不審者にあろうとも、住人自身の安全管理が強制される。

悲しい現実というやつです。

 

 

 

この記事、季節が変わる前にでも再度更新できたらいいなあ。

ひとまず以上となります。それでは!

ヒーリングっどプリキュアを『悪意に満ちた失敗作』にしたくてたまらない人達の話

前置き

『ヒーリングっどプリキュア』は、2020年2月2日から2021年2月21日まで朝日放送テレビの制作により、テレビ朝日系列で毎週日曜8時30分から9時に放送されていた、東映アニメーション制作のテレビアニメ。「プリキュアシリーズ」の通算17作目にして、15代目のプリキュアに当たる。 略称は「ヒープリ」。

Wikipediaより紹介文を抜粋しました。
シリーズを踏まえた作品の概要を引っ張ってくるとなると公式サイトよりこっちの方が分かりやすかったので。

このヒープリ、最近ではアニメ雑誌アニメージュ』が主催するアニメグランプリにおいて、2020年の作品部門第1位という快挙を達成しました。プリキュアシリーズ史上初とのことで、シリーズのファンとして喜ばしい話ですね。
その他の部門1位を見ても鬼滅かヒープリかといったラインナップとなっており、正直言ってここまでの評価を得ていたとは思いませんでした。


と、ここまでは作品についての前置きです。
ここからはタイトルにあるように、ツイッター上でヒープリに対して否定的な意見を吐き出し続けている人達の主張についてまとめていきます。
ヒープリ本編と2021年映画を視聴している前提で進んでいくのでご注意ください。

概要

まずは今回の話題の対象である「粘着型アンチヒープリ」についての解説から。
「自分の好みじゃなかった」とか「特にメッセージは伝わってこなかった」といった主観ではなく、ヒープリが「悪意を持って作られていて、子供に悪影響を及ぼすような、客観的に見て倫理観の欠如した創作物だった」ということを半年以上に渡って主張し続けているのが、いわゆる粘着型アンチヒープリの人達です。
単純にヒープリ苦手、合わない、つまらない…程度で済んでいるアンチの人はこの記事には関係ありません。


続いて、筆者がそれをわざわざまとめるに至った理由ついて。
その理由は、普段プリキュア界隈に居るだけではとても見られないような、自分の想像を遥かに超えた特徴的な主張が矢継ぎ早に飛び込んでくる世界に衝撃を受けたので、ただそれをまとめておきたかった…という興味本位が第一です。
それとツイッターではすぐに発言が流れてしまうし、字数制限やフォローの関係で各人の知り得る情報がどうしても散らばってしまうので、すべてではないにしても一定量の情報がまとまっていた方が便利だと思ったのもあります。


コピペや引用は著作権のなんちゃらが発生するため避けました。なので一字一句違わず同じテキストとはいきませんが、実際の発言内容との違いは特にありません。
また発言内容に続けて、その補足や筆者の主観に基づいた意見も記載しています。

長くなりましたが、ようやく本編始まります。

本題

  • 花寺のどかは悪意を持ってダルイゼンを執拗に痛めつけた

42話、ダルイゼンが退場した回についての発言。
この主張に対して理解や納得ができた人であれば、これ以降書き連ねていく粘着アンチ側の主張を取り入れて考えていくことができると思います。

「そんなことなくない?」といった、少なくとも好意的ではない感想を持った人へ。
最初からいきなりアレなんですが、ここから先はちょっと刺激が強いかもしれません。
何故なら、彼ら彼女らにとってこれは「主張」ではなく「大前提」だからです。
ヒーリングっどプリキュアを最初から最後まで視聴した人間ならそう捉えるのが一般的である、という大前提に基づいて話は続きます。


  • 現実世界で「やられたからやり返す」を実行するのは犯罪なので、花寺のどかは犯罪者

現実世界では被害者が加害者に報復することでさらなる被害が拡大するおそれがあるので安易に反撃するのはよくない…という流れの発言。
個人的には、プリキュアに限らずあらゆる子供向けヒーロー物において、自分や大切な人が危害を加えられる状況で、持てる戦力を利用して敵を撃退する…というのはごく自然な流れだと思っています。
それらもすべて現実で考えたら犯罪者同士の報復合戦ということになるので認められない、という主張であれば一応一貫性があって理解はできるのですが、この主張はヒープリのみを標的にしたものです。
この理屈でヒープリだけを糾弾するのはかなり無理があるんじゃないか…という見解です。


  • フィクションの世界の地球は滅んでもよい

最終決戦において、あの状況でプリキュアがビョーゲンズを救おうとしないのはおかしいという粘着アンチの人達の主張があったところからです。
それに対してファンの人達から「プリキュア達は地球や大事な人達が蝕まれている状況だしタイムリミットも読めないのに、攻撃を止めない敵に対して手を差し伸べることを強制するのはどうなのか?」との意見。
その意見に粘着アンチ側が「フィクションなんだから、地球が滅びるとしてもダルイゼンと対話すべきだった」と返した…という流れ。
説得が受け入れられずビョーゲンズが地球を滅ぼしてしまったらそれはプリキュアの力不足なのでしょうがない、という話です。
個人的には、本編中でビョーゲンズ一派に対話が通用しないことは初期から描写されてきたと思っています。言葉は通じるけど人の気持ちはまるで伝わらない、地球を蝕むことを絶対とする明確な敵…というところが個性であり魅力なんですよね。
ひとつ前の主張では地球外からの侵略者に対して現実世界の法律を適用させたかと思えば、今度はプリキュアの住む世界はフィクションなのでどうなっても良いと言ったりと、正直混乱しています。


  • 海外のプリキュアファンは、ヒープリの評価がこんなことになっているって知らなくてかわいそう

「こんなこと」というのは、ここまで書いてきた内容を前提としたもの、つまりヒープリが悪意を持って生み出された失敗作だということです。
この発言に対しては実際に海外ファンの方からリプライがありました。
その内容は「海外ファンはあなた達のような捏造する人間がいることを知っています」といった反論です。
それ以降のことは当の発言者がダンマリなので分かりません。


  • ダルイゼンがかわいそうだと子供が泣いていた

そしてこんな風に子供を泣かせるように作品は失敗作だし、親が介入しなければ子供が納得できないような作品もまた失敗作…とのこと。
これについては「その泣いている子には作品関係なく身近な大人が寄り添うべきでは?」「映画館などでグッズを持って楽しそうにしている子供を見たことは?」「子供をひと括りにして自身の主張に利用するのは良くない」といった意見がありました。
筆者としても、小さな子供が何に触れるにしても基本的に親の介入はあって当然なんじゃないかと。


  • 今はヒープリを好きな子供が、将来「こんな作品を好きだったのか」と知って悲しむ

上記を経て、こういう主張になったようです。
その時楽しんでいた、今も楽しんでいる、そんな子供達が将来こんな悪の作品を好んでいたという事実を知ったら悲しんでしまう…ということになっていました。
未来のことは誰にも分からないので否定することも特にないけど、誰にも分からない未来の仮定の話って結局言いたい放題だし本当に何にでも言えてしまうので、ただパンチの弱い主張になったなあ…と感じています。


  • 製作者にダメージを与えられて良かった

完結後に発売されたコンプリートガイドに書かれていた製作者のコメント「彼女達(プリキュア)が考え抜いて出した結論をあんまり悪く言わないであげてほしい」といった内容を取り上げての発言。
連日の制作スタッフやキャラクターへの誹謗中傷の結果が実を結んだことを喜々として内輪で共有する姿に対して、ファンからは「これこそビョーゲンズ的な思想では?」といった感想も出ていました。
これは筆者も正直そう思いました。この人達リアルビョーゲンズだよねって言って粘着アンチの人に怒られたこともあります。


  • 癒しがテーマと言っていたのに、ダルイゼンの尊厳を踏みにじって痛めつけて消滅させた

ダルイゼンが退場した42話以降から今に至るまでホットな主張。
個人的には、これが第1話のメガビョーゲンに対処した時点で「癒しがテーマとか言ってたけど今までと同じじゃないか!」と主張しているなら、まあ言いたいことはギリギリ分かるんです。
けど、ずっとヒープリを視聴し続けてきた末にダルイゼンが退場してからこの主張をし始めるのは明らかにタイミングがおかしい。
「人の形をしている、人語を解する、といった条件を満たしたものの尊厳は守らねばならない」ということであればその問題はクリアできるけど(それならケダリーの時点で怒るべき)、そうなるとヒープリに限らない様々なヒーロー物の作品に同じ指摘ができてしまうので、この主張の着地点が把握しきれていません。


  • 映画でビョーゲンズとの和解の可能性が示されたのに、本編ではダルイゼンの尊厳を踏みにじって痛めつけて消滅させた

まず映画にビョーゲンズ出てきてません。
エゴエゴ(映画限定の敵キャラです。念のため)がナノビョーゲンを利用して作られた生命体だったというだけで、ダルイゼンらテラビョーゲンとは直接の繋がりがないんですよね。与えられた役割も能力も全然違うし…。
本編でノー和解なら映画で和解見せるなってことなら、その逆(本編和解多めなのに映画の敵は普通に撃退)をやってる他シリーズはどうなるのかって話だし、逆ならいいんだよってことならその理由が全然わからないので解説がほしいところ。
仮にエゴエゴがビョーゲンズ級に和解の余地のない悪だったとして、プリキュアがそれを浄化したら「ほら見ろ! こいつらは誰も救わないじゃないか!」って怒ってるんだろうなって思ってます。


  • 最終話のテアティーヌの指す「希望」はキュアサマーのことであり、ヒープリの面々には希望を持っていない

だそうです。
読んでくれている人もそろそろ疲れてきたと思うので、ここからは巻いていきます。


  • 他のプリキュアシリーズでは敵の価値観を否定することはなかった

敵の状況とか一切考慮せずに「そんなの間違ってる!」とか「絶対に許さない!」といった返しから必殺技でご退場願う、そんな展開を積み重ねてきたプリキュアシリーズで…?


  • 他シリーズでは、プリキュアは最低一人以上の敵と和解しているのにヒープリはしなかった

作中に和解枠がひとつ確保されていればノルマ達成、他にプリキュアからの歩み寄りがないまま倒された敵がいようが構わない、というのは流石に無慈悲では?


  • 正しいか正しくないかで語っている時点でヒープリファンは作品を楽しんでいない

ヒープリの悪意を大前提とした主張を掲げて「よってこの作品は間違っている」と言っている人の発言内容を指摘したらこの返答。すごい。


  • プリキュア5の副音声が入ってなかったら映画ヒープリのディスクの売上が激減する

ヒープリの評判を落とすために頑張って捻り出した発言…と見せかけて、プリキュア5のアンチが厄介ファンを装って5の評判を落とそうとしたんじゃないかと勘ぐってしまう発言。



以上、粘着型アンチヒープリの面々の主張の一部をまとめたものでした。
まだまだ他にもあるし、数が多すぎて忘れているものもあるだろうけど、その辺はもし次の機会があれば…ということで。
筆者が観測できていない範囲でもたくさんあると思いますが。



おしまいです。
それでは。